草木染め

草木を摘んでくることからはじめます。

摘んできた草木を細かく刻み、煮出して草木を煎じることで染めの染液をつくります。染液につけて布や糸を染めていき、染色後媒染を行います。媒染は繊維と色素を結びつける役割をし、この媒染に何を使用するかにより染色した色も変化します。

どんな色に染めるか、その色を出すためにどんな植物を使い、どの媒染を選択するかなど相談し作品を制作していきます。



藍染め

工房では「自然発酵建」にこだわり生命としての藍を育んでいます。工房で育まれた藍を使用し、藍染をすることができます。

水に溶けない藍を発酵という過程で可溶化させ、染色出来る状態にすることを「藍を建てる」といいます。この過程を「発酵建」といいます。土中に埋められた藍甕(あいがめ)のなかで藍は建てられます。藍甕は四本一組として埋められ、真ん中に火壷を設け温度管理をします。工房では、本建ての中でも「地獄建」を行っております。「地獄建」とはその名の通り非常に難しく、藍玉中の細菌が自然に発酵し、増殖するのを待つのでかなりの時間がかかります。 藍の機嫌を見ての染色となります。

教室では、藍染の基本や絞りの技法を学ぶことができます。



手織り

織機の基本的な原理は、経糸(たていと)を張りその間に緯糸(よこいと)を通すもので、この通し方(織り方)と糸の素材や太さ等によって、布地の基本的な性格が決まります。代表的な織り方に絡み織を加えて四原組織とし、これらの組織を複雑にしたり、使用する糸の色や太さ等を変えたり、あるいは糸に多様な染色を施すことによって、複雑な作品をつくりだすことができます。

工房の機を使用し、機織りを基本から学び糸を成形し織り上げるまで学ぶことができます。